乳歯の虫歯は歯科検診ではわかりにくい
「えーっ、こんなにたくさん虫歯があるのですか!歯科検診では虫歯がなかったのに。」レントゲン検査をして、お母さんがたに驚かれることは日常茶飯事です。 保育園や幼稚園、小学校の歯科検診では、虫歯があってもわからないことがよくあります。 決して検診をした先生が見落としているわけではありません。
目次
では、どうしてこのようなことがあるのでしょうか?
4歳以降にもっとも虫歯ができるところは、奥歯の歯と歯の間です。この隠れた場所は虫歯が相当に進行しないと、外からは見ることができません。 また、虫歯が進行していても、乳歯は痛みが出ないことが多いため、お母さんも気づきません。 このようなことがないよう、きちんと診査をするには、レントゲン写真を撮る必要があります。 とくに、3歳までに虫歯になったことがあるお子さんは、それ以降も虫歯になりやすい傾向にあります。
どうすれば虫歯を早期に発見できるのでしょうか?
それにはレントゲンを撮るしかありません。小児歯科専門や小児歯科が得意な先生は、見た目の変化がなくても「この奥歯の間はあやしいぞ」ということがだいたい分かるので、レントゲンを撮って調べます。早期に虫歯が発見できれば少ない回数でしっかりと治すことができるのです。 定期的に、奥歯の間をレントゲンで調べることをおすすめします。
乳歯の時期こそ、永久歯のむし歯ゼロを目指す準備期間です
乳歯の虫歯は大切ですが、乳歯の治療だけに目を奪われすぎると、お子さまが歯科医院を嫌いになり、結果として永久歯のむし歯予防が途切れてしまうことがあります。当院では、抑制治療を一切行わず、初診日にいきなり治療を進めません。乳歯の時期は、安心して通う習慣を育て、永久歯を守るための土台を作る期間と考えています。
目標は、乳歯を完璧に削って治すことではなく、永久歯のむし歯ゼロを目指して親子で通い続けられる状態を作ることです。
